上司と闘い、恋に悩み、
みんな幸せになりたいと思ってる。
オシャレに無関心なアンディはジャーナリストになるため、一流ファッション誌のカリスマ編集長ミランダの元で働くことに。しかし、ミランダが彼女に突きつける要求は悪魔的にハイレベルだった。
アメリカ人作家ローレン・ワイズバーガーのベストセラー小説をデビッド・フランケル監督が映画化した、働く女性のためのデトックス・ムービー。ハイブランドなファッションに彩られた世界で、仕事に人生を捧げる女性たちの葛藤をスタイリッシュに描き出す。
悪魔のように横暴なカリスマ編集長に扮したメリル・ストリープの演技は絶賛され、アンディ役のアン・ハサウェイとのやり取りがユーモラスかつスリリングに展開される。
Contents
- 1 予告
- 2 あらすじ
- 3
映画を観る前に知っておきたいこと
- 3.1 全ての働く女性たちへ
予告
あらすじ
大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった!それは一流ファッション誌「RUNWAY」のカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタント。しかし、それが地獄の始まりだった。

© 2006 TWENTIETH CENTURY FOX
朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々。その上ミランダから投げかけられるのは失望の言葉。我慢の限界を迎えていたアンディだったが、ミランダの右腕ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)から自分の甘さを指摘されて意識が変わる。

© 2006 TWENTIETH CENTURY FOX
アンディは華やかなファッション業界で洗練されたスタイルを身につけ華麗な転身を遂げた。しかし、仕事が上手くいくほど私生活は壊され、恋人ネイト(エイドリアン・グレニアー)との距離も離れていくのだった。
Sponsored Link映画を観る前に知っておきたいこと
同じアン・ハサウェイ主演作でも『マイ・インターン』が様々な人生の教訓を含んでいるのに対し、本作は華やかなファッション業界を舞台により働く女性たちにフォーカスした、まさに女性のための映画だ。
ミランダの横暴な要求に応えようと奔走するアンディの姿がユーモラスに描かれる一方で、仕事と私生活のバランスを決めあぐねている女性にとっては、背中を押してくれるような真摯なメッセージも込められている。
全ての働く女性たちへ

© 2006 TWENTIETH CENTURY FOX
この映画のおもしろさは、アンディとミランダのどちらも感情移入を誘う魅力的なキャラクターとして描かれていることだ。
特にメリル・ストリープが演じたミランダは、映画を象徴するほど強烈なインパクトを残しているが、それは何も理不尽な要求を突きつけるカリスマ編集長としてばかりではない。
「仕事が上手くいくほど私生活が壊される」という映画の中にある一つの真理は、ミランダにも当てはめられる。本心を見せない彼女が働く女性としての悩みを抱えている姿は、観る者の視点によってはアンディ以上の感情移入を誘うだろう。
周囲を気遣いながら仕事との距離感を探るアンディ、自分以外の誰にもできない仕事に心血を注ぐミランダ。どちらも現代の自立した女性像だからこそ、この映画は、仕事と私生活を切り離す女性も、接続し直す女性も同じように勇気づけてくれるのだ。
作品データ
原題 | 『The Devil Wears Prada』 |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2006年 |
公開日 | 2006年11月18日 |
上映時間 | 110分 |
原作 | 小説『プラダを着た悪魔』 ローレン・ワイズバーガー |
キャスト
キャスト | アン・ハサウェイ |
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メリル・ストリープ | |
エミリー・ブラント | |
スタンリー・トゥッチ | |
エイドリアン・グレニアー | |
トレイシー・トムズ | |
サイモン・ベイカー |
監督・スタッフ
監督 | デビッド・フランケル |
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脚本 | アライン・ブロッシュ・マッケンナ |
製作 | ウェンディ・フィネルマン |
製作総指揮 | カレン・ローゼンフェルト |
ジョー・カラッシオロ・Jr. |